2018-05-31 第196回国会 参議院 環境委員会 第10号
○参考人(早川光俊君) 私は、一番適応で大事なこと、適応って本当地域地域なんですね。地域地域で別ですね。例えば、琵琶湖の近くの農家の方に聞くと、田植が五月の連休にできなくなった。そうしちゃうとお米によくないからもっとずらさなきゃいかぬ、後にずらさにゃいかぬ、温暖化のために、というようなことが起こっているわけですね。そういう一つ一つのことが恐らく地域地域違うわけですから、そういったことをちゃんと酌み取
○参考人(早川光俊君) 私は、一番適応で大事なこと、適応って本当地域地域なんですね。地域地域で別ですね。例えば、琵琶湖の近くの農家の方に聞くと、田植が五月の連休にできなくなった。そうしちゃうとお米によくないからもっとずらさなきゃいかぬ、後にずらさにゃいかぬ、温暖化のために、というようなことが起こっているわけですね。そういう一つ一つのことが恐らく地域地域違うわけですから、そういったことをちゃんと酌み取
○参考人(早川光俊君) 私は、一番教育において大事なのは教員です。先生がちゃんと温暖化について正しい知識を持っていれば、ずっと授業をやってくれるわけです。ただ、残念ながら、私も小学校へ行ったり中学校へ呼ばれて行ったりして一時間とかの授業をやらせてもらうんですけれども、先生方がそういったところにいない、情報が先生のところに行っていない、また、先生方もそういった時間がない。 だから、環境問題についてちゃんと
○参考人(早川光俊君) おはようございます。CASAという団体の早川と申します。 お手元にお配りさせていただいているレジュメに沿ってお話をさせていただきます。 私は、どちらかというと、パリ協定以後、世界がどういうふうに動いているのか、かなり急速な動きをしていますので、そのことについて発言し、議員の皆様の参考にしていただけたらと思っています。 最初に、グラフ、二酸化炭素濃度四〇〇ppmを超えたという
○参考人(早川光俊君) 温暖化問題についてのルールについては二つあると思っていまして、一つは、今もう既にあるルール、これをきちっと守ることが一つは大事です。これが守られていないという問題があります。 例えば、気候変動枠組条約が一九九二年につくられて、一九九四年から動き出したわけですけれども、二〇〇〇年までに一九九〇年レベルに安定化するという一応のルールをつくったわけですね。日本は全く守りませんでした
○参考人(早川光俊君) ありがとうございます。 私も剣道をやっていましたので、ルールの重要性はよく分かります。剣道なんてルールがないと単なるけんかになりますから、どつき合いになりますので。
○参考人(早川光俊君) 早川でございます。どうも、こういう機会を与えていただいて、本当にありがとうございます。 私は、CASAという英語略称で、大阪ベースで環境NGOをやっております。一九八八年に設立しまして、二十年になります。設立直後から温暖化問題を一応主要な活動テーマとして活動してまいりました。私は、法改正に当たって、やはりその前提として私たちが何を考えるべきかということを市民の視点から少しお
○参考人(早川光俊君) ありがとうございます。 二度ということを、根拠はこの表に、四ページ目の表に掲げたことがすべてなんですけれども、私たちはまず考えておかなきゃいかぬのは、二度ということの重みだと思うんですね。氷河期が一万八千年前にあって、そこから五度しか平均気温変わっていないわけですね。数千年掛けて五度という気温変化起きたのを、たかだか百年という短い単位で二度という温度、気温の変化を起こそうとしているということの
○参考人(早川光俊君) アメリカに対する意見ですけれども、一つの是非私が申し上げたいことは、アメリカに合わせるために京都議定書を緩めてはならないということです。そういう意見が一方でありますけれども、これだけ時間掛けて作ってきた枠組みをやはり維持しながら、アメリカにこれに参加するようやはり働き掛けるべきだろうと思っています。 そこが第一点で、そして私自身は非常にそこは前から楽観的なんですけれども、今
○参考人(早川光俊君) どうも今日は本当にこういう機会を与えていただき、ありがとうございます。CASAという団体の早川と申します。(資料映写) CASAの説明は一枚目のパワーポイントに書いてありますけれども、一九八八年に設立しました。カサブランカという町がありますけれども、あれは白い家という意味だそうです。カーサというのは家という意味で、地球は私たちの家であるということで、この英語略称を使って、今
○参考人(早川光俊君) 私は、家庭における削減のためには、一つは意識改革と、一つはやはり具体的行動だと思っています。 私たちは環境教育の教材も開発しているんですけれども、小学校四年生をターゲットにやっています。四年生、十歳でして、あと十年たつと投票権を持つ大人になるわけですね。こういう人たちがこの問題をちゃんと取り組むかどうか、その素地をつくれるかどうかが一つ。 それと、もう一つ具体的行動でいうと
○参考人(早川光俊君) 私は、すべての対策、行動の前提が、まず排出量の把握だと思っています。その意味では、産業界であれ、企業であれ、自治体であれ、それから市民であれ、この制度は非常に重要な制度だと思っています。 一方で、私は市民セクター、NGOをやっていますので、私たちがこの公表制度をちゃんと利用できるような責任も一つ負わされたかなと思っています。やはり、私たち、こういった公表された資料をきちっと
○参考人(早川光俊君) 早川でございます。今日はこうした機会を与えていただいて本当にありがとうございます。(資料映写) 私は、CASAという大阪に本拠を置く環境NGOから参りました。CASAについては、一九八八年十月に設立しまして、その直後から温暖化問題に取り組んで国際交渉に参加すると同時に、市民の環境家計簿や省エネラベル、それから自然エネルギーの普及などの活動に取り組んでまいりました。また日本における
○参考人(早川光俊君) 日本の省エネ技術が世界水準でいいことは事実だと思います。ただ、ヨーロッパに比べてどれだけいいかというと、私どもの検討ではそうはなっていません。 例えば、日本の六%削減というのは、日本の例えば一九九〇年からどの程度さかのぼった時点に戻ればいいかというと、決して明治とか大正とかではなくて、たった二年間戻せばいいわけですね。一九八八年のエネルギー消費量が六%削減ということになります
○参考人(早川光俊君) 経済と環境の関係については佐和先生がおっしゃったとおりだと思いますけれども、今の問題はやはり経済が優先されているという問題だと思います。 この十年間、グローバル化が進んで、環境面でも市民の生活の面でも、債務の面でも途上国の状況の面でも、やはり経済優先で進んできた結果が今いろんな摩擦を生んでいるんだと思うんです。 申すまでもなく、一九七〇年に公害国会というのが開かれて、公害対策基本法
○参考人(早川光俊君) 地球環境と大気汚染を考える全国市民会議、英語略称でCASAと言っておりますけれども、その団体に属する早川と申します。本日はこういう機会を与えていただいて、心から感謝をしたいと思います。 私たちCASAという団体は、一九八八年に大阪に事務所を置く環境NGOとして設立されました。大気汚染公害被害者運動、それから消費者運動、それから研究者が集まって結成された組織であります。 地球温暖化問題